不登校中の精神状態によって親が気を付けるポイント
子どもの不登校には、「時期」があります。
学校に行きたくないと言い始める頃を
「急性期」そして再び学校に行けるようになる
時期を「回復期」と呼んでいます。
さらにその両者の間に、
「慢性期」「転換期」があります。
この時期によって子どもとの接し方や
子どもの行動も異なってきます。
正しい接し方を把握しておきましょう。
ただし、全ての時期に共通していえることは、
親の愛情を子どもに正しく伝えるということです。
子どもにきちんと伝わるようにしましょう。
不登校急性期の対応
急性期は、子どもが一番最初に学校に
行きたくないと言い始める時期です。
親からしても突然のことで
戸惑いを隠せないことでしょう。
しかし、この初期段階で親がきちんと
正しいケアをすることができれば、
回復期までお互い苦しまずに
進むことができます。
再登校できるまでにかかる時間も
短くなる可能性も高いのです。
不登校慢性期の対応
感情的であった急性期の頃と比べると、
慢性期では子どもの行動は
かなり落ち着いてきます。
ただ、子どもの行動が落ち着いたからといって
精神的に落ち着いているわけではありません。
子どもの心はずっと混乱しているのです。
そのため、原因を探るにも
細心の注意を払ってください。
不登校転換期の対応
慢性期をある程度過ごしていくと、
ある時突然転換期を迎えます。
「学校に行ってみようかな」
という気持ちが芽生えるのです。
このように、子どもが外に出たいと
思えるようになってきた時期を
転換期と呼んでいます。
ただし、子どもが行く気になったと思い、
親がテンションを上げてはいけません。
「じゃあ明日から行こう!」
などと行動を急いでしまうと、
子どもは引いてしまい、
また慢性期に逆戻りです。
不登校回復期の対応
子どもがいよいよ再登校し始めた時期を、
回復期と呼んでいます。
この時期に気を付けなけれはならないのは、
親が子どもに依存してしまうことです。
子どもが不登校から脱出しようとしている時に
親が子どもから離れられないと、
再び不登校に逆戻りする可能性が高いのです。
子どものためにも、まず親が子どもから
自立しましょう。
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