高校入試の課題作文、何を書くかわからない人へ
高校入試では課題作文が必須の高校もあります。作文など、宿題の読書感想文くらいしか馴染みがない生徒は多いでしょう。
そうなると、不安にかられて良い文章も書けなくなってしまいます。
ここでは、課題作文とはそもそもどういうものなのか、どんなことが出題されるのかどう書けばよいのかをご紹介します。
課題作文とは?
課題作文とは、テーマと文字数が指定されている作文のことです。
入試の試験として採用しているかどうかは、都道府県や学校によって異なります。志望する高校が課題作文があるかどうか、事前に確認しましょう。
テーマとしては、以下のようなものがあります。
テーマ1「2020年に開催される東京オリンピックに向けて、あなたの考えと出来ることについて500文字で述べなさい」
テーマ2「以下の物語を読み、あなたが主人公であった場合どのような行動をとりますか?400文字で述べなさい」
このような、今まで書いてきた作文とは違ったタイプのテーマが出題されます。テーマだけ聞くと、ゾッとしてしまいますよね。
しかし、書き方さえわかれば、暗記が必要ない分、気楽に取り組むことが出来るのです。
課題作文の書き方
課題作文を書くときには、3つのポイントを意識しましょう。
1、序文・本文・結論の三段階に分けよう2、結論にあなたの熱い思いをぶつける3、基本的な作文の決まり
これら3つのポイントを詳しくお話します。
まず、序文・本文・結論についてです。作文を書く際には、この三段落に分けて書くだけで、点数がアップします。
序文というのは、読者に対して興味を持ってもらうための文章です。ここで、読者の気を引きつけるわけです。
本文というのは、具体的な方法や意見をまとめていきます。
結論は、自分が一番伝えたいことを簡潔にまとめて強くまとめます。
この方式を意識しながら書くだけで、綺麗にまとまった作文を書くことが出来ます。
次に、結論に思いを込める理由です。誰でも書けるような結論ではいけません。この部分で試験官の心を鷲掴みする必要があるのです。
テーマに対して、自分にしかないオリジナルの熱い思い・意見をぶつけましょう。
ここまでのことを意識して書くだけで、かなりの高得点が狙えます。最後に、さらに良い作文にするために基礎的なことを徹底しましょう。
それは、以下の内容です。・「です、ます」調か「だ、である」調で揃える・作文用紙の8割以上をしっかり埋める・段落の最初は必ず1文字あける・読点と句読点は適宜つける
・文字は綺麗に、濃く書く・話し言葉は使わない
こういった基本的なことを誤ると減点対象となりますので要注意です。
課題作文の練習方法
まず、練習の為に1冊だけ参考書を買いましょう。何冊も買う必要はありません。1冊で十分です。
買ったらまず、ざっと読んでください。次に、本に載っている例をひたすら原稿用紙に書いてください。
試験当日までの間に、少なくとも5回は練習するようにしましょう。15回程書けば、誰でもある程度の作文が書けるようになります。
また、書いた文章は必ず中学校の国語の先生か家庭教師の先生に見てもらうようにしましょう。
誰かに読んでもらうことで、文章の読みにくさや気持ちの伝わりにくさ等、欠点が見えてきます。そこを改善していくようにしましょう。
次のページでは、高校入試に向けて適しているのは塾なのか家庭教師なのかをご説明します。
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